先進の画像診断で、早期診断・早期治療を目指します
特に、肺癌や肺炎・急性腹症の診断に有効です
2017.10月、最新16列マルチスライスCTを導入し、CT検査を開始しました。
従来のCTと比べて撮影時間の大幅な短縮が可能となり、また、最新被ばく低減技術にて安心して検査が受けられます。検査時間は2分程です。
がん検診の一環として、低線量肺がんCT健診(被ばく線量は通常の約1/8)を行います。
胃がんや大腸がんは内視鏡検査(胃カメラや大腸カメラ)が必要です。一方、肺や肝、子宮などはCTでがんを見つけることができます。
「がん」だけではなく、腹痛や腰痛、腹部膨満感、嘔気、頭痛、呼吸器症状の原因検索においても有用な検査です。
潰瘍穿孔・胆石胆のう炎・急性膵炎・急性虫垂炎・腸閉塞・尿路結石・大動脈瘤・腰椎圧迫骨折・頭蓋内出血・肺炎・気胸など、様々な疾患の指摘に有用です。
検査後すぐに画像をお見せしながら説明いたします。
また、遠隔画像診断システムを導入、長﨑大学病院放射線科の読影・診断ができる体制としました。 診断レポートは当日夕方、遅くとも翌日には報告可能です。
低線量肺がんCT検診のご案内
低線量肺がんCT検診のご案内
日本人の肺がん死亡率は、男女合わせて第1位
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
男性 | 肺 | 大腸 | 胃 | 膵 | 肝 |
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女性 | 大腸 | 肺 | 膵 | 乳房 | 胃 |
男女計 | 肺 | 大腸 | 膵 | 胃 | 肝 |
2023年がん部位別死亡数(国立がん研究センター)
低線量肺がんCT検診の有効性
胸部X線写真では、肺の3分の1が近接する臓器(心臓、大動脈、横隔膜など)と重なり、小さな肺がんを発見することは困難ですが、CT検査により肺がんの発見率は2倍以上上昇し、5~10倍の発見率であったと多くの施設から報告されています。
また、最新被ばく低減技術により、被ばく線量は通常の肺CT検査の1/8程度に低減しています。
このような方にお勧めします
- 喫煙している方、あるいは以前喫煙していた方
(特に 1日の喫煙本数 ✕ 年数 が600以上の方) - 40歳以上で肺がんが心配な方
- アスベストなどの有害物質取扱者(粉じん作業者など)
- 血縁者に肺がん患者がおられる方
- 咳、痰、胸痛、血痰のある方
禁煙などの予防が大切です。しかし、近年、本邦の男性肺がんの3割、女性肺がんの8割はタバコを吸わない方に発症しています。非喫煙者も十分注意が必要です。
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腹部CT画像から、自動で内臓脂肪、皮下脂肪を測定可能です。
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肺気腫はCT画像上に低吸収領域(LAA)として描出。進行度を視覚的に判断し数値化することで、早期診断・病状評価が可能です。
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仮想内視鏡画像とMPR画像により、病変部の位置を把握し、ポリープおよびその周辺を細かく観察できます。(2020冬 開始予定)